肺癌と喫煙

肺癌と喫煙

肺癌のリスクと喫煙開始年齢には大きな関係があります。貴方はタバコを吸っていますか?吸っているならば貴方がたばこを吸い始めた年齢は、何歳からでしょうか?日本ではたばこは20歳以上から法律で定められていますので、20歳より前に喫煙を開始したという人は本来であればいないはずですが、中には興味本位で若い時に喫煙を経験しているという人もいるかもしれません。また、あなたの喫煙年数は何年になるでしょうか。禁煙をして現在はたばこは吸っていないという人も、自分がたばこを吸っていた期間がどのくらいあったかを数えてみてください。

喫煙期間と肺癌

この、喫煙開始年齢、そして喫煙期間というのが肺癌のリスクと大きな関係を持っています。タバコを吸い始めた年齢が早く、喫煙期間が長い人ほぼ肺がんになるリスクは高いということができるのです。禁煙をし今はたばこを吸っていないという人でも、喫煙期間がある程度あれば、禁煙をしたことで肺がんへのリスクがリセットされるわけではないことを知っておきましょう。もちろん禁煙をして現在喫煙をしていないというのであれば、喫煙を続けている人に比べればずっとリスクは下がることになります。しかし、一度でも喫煙者として生活をしたことがある人は、少なくとも生涯で一度も喫煙者になったことがないという人に比べて肺癌のリスクが高いのです。喫煙を開始した年齢が早かったという人、また喫煙期間が長いという人は、自分に肺がんのリスクがあることを自覚する必要があります。、自身が喫煙者ではなくても副流煙による受動喫煙でも肺がんのリスクは高まることになりますので、非喫煙者の人も受動喫煙に注意することは必要です。

まずは検診!

喫煙リスクと肺癌

肺癌は定期的に検診をして早期発見に努めることが大切ながんです。喫煙開始年齢、喫煙期間を振り返り、自分のリスクを把握した上で定期的な検診を受けるようにしなくてはなりません。タバコには発がん性物質が数百も含まれているとも言われています。そのため、タバコを吸うということは何のがんに対してもリスクを高めることになるのですが、その中でも直接的にタバコの害を受けることになる肺でのがんのリスクの高まりはかなりのものになります。肺癌の患者さん全体の中でも、明らかに喫煙が原因と思われる患者さんの数というの決して少なくありません。タバコが肺癌のリスクに与える影響をよく知った上で、それでも喫煙を続けるのかを検討してほしいと思うのです。禁煙をしても、喫煙経験がない人に比べて肺がんのリスクが高い状態であることは変わりませんが、しかし、それでもタバコを辞めるのに、もう遅いということはありません。今日からでも明日からでも禁煙ができれば、それだけ肺癌へのリスクは軽減できることになります。

非喫煙者と肺癌

肺癌の原因では喫煙だけではありません。非喫煙者も注意が必要です。喫煙は肺癌だけではなく、体に対して様々な悪影響を与えます。さまざまながんの他にも生活習慣病の原因になったり、命にかかわるような症状に大きな影響を与えるもので、百害あって一利なしといえるものだと思うのです。ただ、その中でも特に肺癌に与える影響は深刻で、喫煙者の肺癌の発ガン率は非喫煙者の何倍にも上ります。統計上のデータでは、肺癌を患った男性の患者さんのうち仮にタバコを吸っていなかったとした場合には7割にものぼる人が肺癌を発症しなかった計算になるというデータもあるほどです。言い換えれば、そのデータによれば肺癌の男性の7割が喫煙による原因によって肺癌を発症していると見ることもできるということです。

もしかしたら癌かもしれない貴方へ

喫煙による影響と肺癌

喫煙が肺癌のリスクを高めることはあまりにも有名です。肺癌の原因といわれた時に、喫煙による影響を考えるという人は非常に多いのではないでしょうか。しかし、ここで男性と強調したように、実は女性の肺癌の場合には喫煙による影響は男性ほど高くないのです。女性の肺癌患者のうち喫煙が原因と思われる患者さんは全体に2割とも言われており、喫煙をしない女性が肺癌を発症するケースが残りの8割もあります。また、男性でももちろん喫煙をしない男性が肺癌を発症するケースが多数あるのです。タバコは確かに肺癌の大きな要因になります。しかし、タバコを吸わなければ肺癌にならないのかといえば、決してそんなことはありません。

喫煙以外の肺癌の原因(1)

肺癌の原因としては、喫煙の他に、遺伝も原因の一つになるということが近年指摘されています。近しい親族が肺がんで亡くなっている場合に、肺癌を発症するリスクがそうでない人もくらべて高いというデータがあるのですが、これは親族同士で生活習慣が似ているために肺癌を発症しやすいような生活習慣で生活していることが原因だともいわれています。その一方で、やはり肺癌が遺伝的要因にも影響を受けるのだとも言われており、現在のところはまだ結論には至っていないのが現状です。

喫煙以外の肺癌の原因(2)

また、喫煙者でない人の原因不明の肺がんに対して、肺胞マイクロファージと呼ばれる細胞の働きが影響していることなどが近年わかってきています。本来であれば肺を守る働きをする肺胞マイクロファージなのですが、肺胞マイクロファージが壊れる時などに周辺の細胞を傷つけて、それが原因でがんが発症するというものです。他にも、女性ホルモンの影響や、大気汚染の影響など肺癌の原因になるものはまだまだあるとされており、アスベストを原因とする肺癌については、まだまだ問題が明らかになったばかりで今後増加してくる可能性もあります。喫煙をしてさえいなければ肺癌のリスクはないと考えるのは危険な考えということになります。